中国で蟹の極上品と言えば、陽澄湖の上海蟹以外ありません。上海と蘇州に臨んでいる陽澄湖は、景色が素晴らしく環境もとてもいいです。陽澄湖の上海蟹は、美食の世界を牽引する時期を正式に迎えました。
特別な環境により、上海蟹は四つの特別な特徴があります。一番目は緑の殻です。カニの殻は青灰色で、平らで滑らかな光沢があります。二番目は白い腹です。泥に附く腹、殻はきらきらと透明で真白く、黒い斑がありません。三番目は黄色い毛です。足の毛は長く黄色で、すべてが真直ぐ立っています。四番目は金色のはさみです。カニのはさみは金色で、まっすぐ伸びています。ガラスの上に置くと8本の足で立つことができ、はさみは空中に伸びています。
巴城では町中の約百軒のレストランの料理は蟹を主としているので、上海蟹は気軽に食べられます。以前、カニを食べる場所は、陽澄湖ほとりの巴城埠頭でした。政府の陽澄湖水質整理工事に伴い、湖沿いのレストランが大量に取り壊され、現在大部分のレストランは主に町の湖浜路の美食町に集中しています。そしてここに約百軒のレストランが集まり、陽澄湖地域で蟹を食べる最も中心的な場所となっています。
湖の蟹のほかに、陽澄湖には蝦の塩味、醤油炒めタニシ、魚の醤油煮込み、湖畔で養殖する鶏のスープなどの美食があります。しかし、ガイドがいなければ、ここに来ても本物の陽澄湖蟹を食べられません。地元人の話によると、大きい市場の中に偽物の蟹が混ざり込み、特に陽澄湖周りの池で養殖された蟹を湖蟹として売ることもあります。
海では以下の古い店舗で気楽に本筋の上海蟹が楽しめます。
金縁蟹王
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アドレス:巨鹿路237号
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お勧めの料理:蒸螃蟹(蒸し蟹)、菜泡饭(野菜入れご飯)
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この店は小さくて環境もまあまあで、カニを食べに来る人が次から次へとやって来ます。蟹の食べ方はとても簡単で、ほとんどが蒸し蟹を丸めに食べます。メスの蟹でも雄の蟹でもすこぶる肥えて味噌も多いです。食べると、やめようと思ってもやめられないほど、とてもおいしいです。
蟹八斗
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アドレス:共江路921号(通河交差点)
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お勧めの料理:蟹煲(蟹スープ)
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この店は主に蟹スープを主として、ほかの料理は少ないです。話によると、スープの中に蟹、エビ、鶏もみじ、ジャガイモ、トウガン、豆腐、ハクサイともやしなど8種類の材料が入れてあるので、「蟹八斗」と名付けられています。蟹とエビと鶏の美味しさは各種の野菜の調和によって融合され、 嗅いだけでも食欲をそそります。
六会館
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アドレス:自忠路338号2階(黄陂南路に近い)
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お勧めの料理:蟹粉小笼(蟹黄小籠包)、 蟹粉豆腐(蟹黄入り豆腐蟹)、柳芦笋(蟹肉入り竹の子)
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蟹黄入り豆腐にしても蟹肉入り竹の子にしても、店の人はすべてに心を込めて作ってくれます。ここの蟹料理は濃厚な上海風情を持ち、ご愛顧の外国人もたくさんいます。
図安蟹味館
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アドレス:高安路1号上海図書館後花園(淮海中路に近い)
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お勧めの料理:清炒蟹粉(蟹黄炒め)、芦笋炒蟹钳(竹の子と蟹ペンチの混じり炒め)、酔蟹
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ここの蟹肉料理は一番有名です。値段が高くても一度食べる価値があります。一階から二階へ上がると、小さい池が1つあります。その中には新鮮な上海蟹がたくさんいます。
成隆行蟹王府
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アドレス:九江路216号 (河南中路交差点)
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お勧めの料理:清炒蟹粉(蟹黄炒め)、蟹斗
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中国式の装飾スタイルで、箏の生演奏つきの店で座敷もとても上品です。各テーブルはバンブーカーテンで仕切り、江南水郷の雰囲気が溢れています。美味しい蟹の内子も上海蟹も、剥いた後テーブルの上に出します。音楽を聞きながら肥えた秋蟹を食べることは最高です。
凌滝閣
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アドレス:虹許路951号 2階(延安西路に近い)
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お勧めの料理:蟹黄とフカヒレの煮込み
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この店は10%のサービス料が追加されますが、サービスは良く、車も預けられます。また、従業員が蟹を剥いてくれます。環境もいいです。
王宝和酒家
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アドレス:福州路603番(浙江中路に近い)
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お勧めの料理:上海蟹、蟹粉豆腐(蟹黄入り豆腐)
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蟹が<好きな上海人にとり、「王宝和」は歴史のある老舗です。レストランの内部には古上海の雰囲気が漂い、テーブルと椅子は隙なく並んでいます。各種の装飾品は古く見えます。
新光酒家方亮蟹宴会
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アドレス:天津路512番(広西南路交差点)
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おすすめの料理:蟹と筍の炒め、蟹味噌の炒め
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ここで蟹を食べることは最高の享受です。とてもシンブルな料理ですが、材料は三四十個の蟹から取るので、値段は高いですが、この店の蟹料理を食べる客は、すべての蟹宴会を高く評価します。