春節とは、中国・中華圏における旧暦の正月(旧正月)です。全世界の華人にとって最も大切で伝統的な祝日です。2021年の春節は2月12日で、休み期間は2月11日から2月17日までとなります。
春節は中国旧暦に基づいているため、2020年は1月25日、2022年は2月1日と毎年日にちが異なります。2021年の春節は2月12日(土曜日)で、やすみ期間は2月11日(木)から2月17日(水)まで7日間となります。
2022年の春節 | 2月1日 |
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2023年の春節 | 1月22日 |
2024年の春節 | 2月10日 |
2025年の春節 | 1月29日 |
2026年の春節 | 2月17日 |
西暦 | 旧暦 | 祝日 |
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2021年2月4日 | 12月23日 | 小年 |
2021年2月11日 | 12月30日 | 除夕(大晦日) |
2021年2月12日 | 1月1日 | 春節(旧正月) |
2021年2月26日 | 1月16日 | 元宵節 |
2021年は中国の干支は丑年、動物『牛』に当てはめます。中国の占星術では、生まれる年の干支によって、人の性格、相性、運勢などを当たります。私たちの干支のページから2021年の運勢を照らし合わせてみましょ。
丑年生まれの人の性格、相性、運勢などを照らし合わせ春節は中国の一番大きな祝日となっています。日本と同じ、お正月の挨拶として『あけましておめでとう』とあるように、中国にもよく使われる春節の挨拶があります。
よく使われる新年挨拶
春節は中国で一番盛り上がる時期です。春節の数日前から春節に向けての準備が始まります。地方により、龍の舞や獅子舞など祝い方もありますが、下記の祝い方は最も伝統的で、全国各地でやっています。
道路や建物、家のあちらこちらを赤で飾ります。「赤」は春節のメインカラーです。そしておめでたい色でもあります。赤い提灯を道路へ掲げ、入り口には赤い対句を飾ります。銀行や公共機関ではお金に恵まれるような新年の様子が描かれた写真が飾りつけられています。
2021年は牛年なので、牛の形にちなんだ飾り付けもされています。牛のぬいぐるみや牛の描かれた正月のものがあります。
人気の春節飾り物はこちらへ日本には12月31日の深夜0時を挟む時間帯に寺院で撞かれる鐘を聞きながら新年を迎えるように、中国では魔除けとして除夕の12時に爆竹を盛大に鳴らし、花火を楽しみなが新年を迎える習慣があります。
主要都市での公開展示から中国の農村地域での何百万もの私的な祝賀会まで、爆竹や花火を打ち上げることは不可欠な祝い方です。
春節(旧正月)は家族が集まる時期です。『除夕』は最も重要な時期であり、どこにいても家族と一緒に祭りを祝うために家に帰ることが期待されています。
中国の旧正月の夕食は「団欒飯」と呼ばれ、一年で最も重要な食事であると考えられています。
「団欒飯」の後、家族は通常、中国で最も視聴されているテレビ番組の1つである「春節晚会(春节晩会 / chūn jiē/jié wǎn huì)」を見るために一緒に座ります。同時に、ほとんどの人は携帯で知人にWeChatのお年玉やメッセージを送信します。
中国の お年玉は「紅包」と呼ばれています。日本と同じ、正月の時に目上の人から目下の者や子どもにあげます。違うのは中国は赤い紙で包みます。幸運の象徴として重要な意味をもっております。春節に最も一般的な贈り物は紅包です。
中国のお年玉はいくらしますか?そのほかにも、多くの文化的な行事が行われます。
多くの町のお寺の縁日では催し物が見られます。龍の舞や獅子舞、皇帝の結婚式のような催しが現存する大邸宅で行われています。ここでは様々なユニークなものが出されます。例えば面白い形のお菓子など最近ではめったにお目にかかれません。北京の寺院の縁日は春節の元旦から元宵節まで開かれています。
北方に暮らす人々は「扭秧歌」と呼ばれる田植え踊りを男女ともに色鮮やかな衣装をまとい、歌い踊ります。
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中国の企業や公的機関は7日間の旧正月休暇を取りますが、ほとんどの大型モール、観光名所、公共交通機関、ホテル、レストランは通常どおり営業します。
日付 | イベント | 交通情況 | 市街の営業情況 |
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2月4日~10日 | 帰省開始, 大掃除,買い出し | 大混雑 | 企業では忘年会、業務終盤 |
2月11日(大晦日) | 赤い対聯を貼り、ちょうちんを飾る、再会を祝う晩餐、爆竹や子どものためのお年玉を用意、CCTVの年末番組を観賞 | 順調 ただし特定の地域はまだ混雑 | ほとんどの店は午前中のみ |
2月12日 (春節) | 深夜の花火や爆竹、朝にドアを開ける前と夕食前の爆竹、知人訪問、子どもにお年玉を渡す、家でゆっくりする、公園へ散歩に行く | 順調 | 銀行、政府機関は休み。大きなショッピングモールのみ営業 |
2月13日 (初二) | 知人訪問、来客歓迎と夕食前の爆竹 | 順調 | 銀行、政府機関は休み。大きなショッピングモールのみ営業 |
2月14日 (初三) | 都市に住む知人や田舎に住む親戚を訪問 | 特定地域の旅行と田舎のバスは混雑。その他は順調。国内線も混雑なし | いくつかの銀行と政府機関は数時間のみ開いているが業務内容に制限あり いくつかの大きなショッピングモールは営業 |
2月15日~2月16日 (初四,初五) | 法令の休日は終了、知人訪問、仕事始め | 混雑 | 銀行、政府機関は開いているが業務内容と営業時間に制限あり。多くの店はオープンしている。 |
2月17日 (初六) | 多くの人はこの日が仕事始め | 混雑 | ほどんどの店や会社はこの日に営業再開(「初六」の6という数字は縁起がいいため) |
2月18日~2月26日 (初七~十五) | ターンラッシュ、元宵節 | 大混雑 | 2月19日初八を「8」という数字の縁起を担いで営業再開日にするところもあります。 |
春節の食べ物は、魚などの幸運な象徴的な意味を強調しています。これは、中国語で「余り」を意味するように聞こえます。 こういうような食べ物は、春節期間によく食べられます。特に大晦日の『団欒飯』には欠かせない食べ物です。
最も幸運な旧正月の食べ物は次のとおりです。
中国では春節を一年の始まりとし、この時期にすることがこの一年が幸運であるか否かを左右すると考えます。そのため多くのタブーとされることがあります。それは春節の一ヶ月前から春節後の元宵節(元旦から15日目)まで続きます。田舎の地方では年配者によって今でもきちんと行われていますが、都会の特に若い世代の人には知られていないかもしれません。
やったらよくないこと
やっていいこと
一昔前までは春節期間中には新年の挨拶のために家族全員で外出することはタブーとされていました。 しかし家族構造の変化に伴い、家族の価値観も大きく変わりました。 現在、春節休みを利用し旅行に行く若者が多くなってきています。日本、タイなどの人気な海外都市以外に、香港、上海、成都、桂林などの国内都市も非常に人気があります。
春節は中国文化を体験するのに最適なシーズンです。 しかしこの時期は観光客にとって最も混雑する季節でもあります。 列車や飛行機のチケットやホテル、観光地での混雑などたくさんの問題があります。旧正月中の中国旅行をご検討されているのであれば弊社がそのお手伝いをいたします。弊社のツアーはお客様のご要望に合わせてオーダーメイドツアーを行っています。ご連絡いただければ無料で見積もりいたします。
元宵節は上元節、燈籠節とも称され、中国の伝統的な祝日として毎年、旧暦正月の十五日にあたる日にお祝いします。元宵節は旧正月に続く最初の大切な祝日であり、また旧暦新年の最初の満月の日です。元宵節が過ぎると春節は終わりを迎え、春が来たという象徴でもあります。その日に元宵(あんこの入った団子)を食べながら一家団欒をして過ごします。各地で飾りをつけた提灯を見たり、燈籠やちょうちんの上になぞなぞを書いて当てさせる遊びをしたりします。このほか、銅鑼や太鼓の演奏や獅子舞など様々なイベントも行われてこの日を祝います。
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